AI副業に応募しようとして最初につまずきやすいのが、『実績がないので見せるものがない』という問題です。まず自主制作を1点仕上げ、完成品と制作条件、実際に修正した箇所をセットで見せられる形にします。
この記事でわかること
- 実績ゼロでも作れるポートフォリオ
- 応募したい仕事に合う作品の選び方
- AIを使った範囲の伝え方
ポートフォリオは「できることの証拠」
豪華なサイトを作ることより、何を作れて、どこを自分で確認・修正できるかが分かることが大切です。架空案件でも、目的と制作条件を明示すれば練習作品として使えます。
作品は、応募したい仕事にそろえる
- 文章:自分が知っているテーマで1,000〜2,000字の記事
- 画像:架空サービスのバナーや記事アイキャッチ。作り方はAI画像副業の3つの実例で確認できます。
- 短いSNS案:同じテーマで3投稿分の文章
上は制作物の候補です。3種類すべてを作る必要はありません。文章の仕事なら、紹介記事・手順記事・比較記事のように同じ分野で役割を変えた見本を用意します。3点は本記事の練習目安で、応募条件や受注保証ではありません。まず1点からで構いません。
作品ごとに4項目を書く
- 目的:誰に何を伝えるための制作物か
- 担当:自分が考えた部分とAIを使った部分
- 修正:AI出力をどこで直したか
- 確認:事実、権利、誤字など何を確認したか
『AIで作りました』だけでは、品質管理できるか分かりません。人が判断した部分まで書くと、仕事としての再現性が伝わります。
作品説明の記入例:自主制作の手順記事
以下は架空の制作例です。実際の受注実績ではありません。
- 作品名:机まわりのケーブル整理手順(自主制作)
- 読者と目的:机の配線を整理したい人が、手元の道具で手順を考えられるようにする
- 制作条件:自分の観察メモのみ使用。未使用の商品レビューや価格比較は含めない
- AI補助:メモの分類と見出し候補。採用した文章は自分で再確認
- 人の修正:メモにない効果・体験を削除し、手順の順番を修正
- 提出物:完成原稿と確認メモ。実際の作品リンクを添付する
この説明だけを実績として使わず、自分が作った原稿と実際の修正内容に置き換えてください。共有リンクはログアウトした状態でも開けるか確認し、個人情報や他案件の資料が見えない範囲だけ公開します。
完成文まで見せる例:架空の読書会の告知
説明カードに加えて、相手が読める完成文も用意しましょう。以下は本記事のためにAIが作成・編集した短文の練習作品です。イベント・募集は架空で、受注実績、人による校閲済み原稿、実際の開催案内ではありません。長文記事の見本とは別に、条件を守って短く書けるかを見る例として使います。
制作条件とAIへの指示例
想定読者は読書会に初めて参加する人。設定は「オンライン、60分、定員6人、参加費無料、好きな本を1冊紹介、聞くだけでも参加可能」です。日時・申込先・主催者は未設定とし、実在する情報を補いません。
上の架空設定だけで、初参加の人向けに告知文を書いてください。参加条件と当日の内容を具体的に示し、実績や満足度は書かないでください。未設定の項目は創作せず、確認事項として分けてください。
初稿と編集後の完成文
初稿:オンライン読書会を開催します。好きな本を1冊紹介してください。60分、定員6人、無料です。聞くだけでも参加できます。
初稿では「紹介してください」が必須条件に見え、その後の「聞くだけでも参加」と食い違います。参加方法を先に分け、架空の見本であることを完成文にも入れて編集します。
好きな本を持ち寄るオンライン読書会(架空の告知見本)
初めての方も、好きな本を紹介するか、ほかの参加者の話を聞くかを選べる読書会です。紹介したい方は本を1冊用意してください。聞くだけの参加も可能です。
オンラインで60分、定員は6人。参加費は無料です。
この文章は練習用です。開催日時・主催者・申込先は未設定で、参加の募集はしていません。
確認記録と、まだ確認していないこと
- 設定との照合:60分・6人・無料・本1冊・聞くだけの参加を完成文に反映。
- 修正内容:紹介を必須に見せる表現を変更し、参加方法を明確化。
- 情報の扱い:日時・申込先・主催者を創作せず、募集していないことを明記。
- AI利用範囲:設定、初稿、編集後の文章、照合記録の作成。人の制作実績として扱わない。
- 未確認:人による最終校閲、実際の読者の反応、掲載先での表示。申込数などの成果は未測定。
自分の作品を作るときは、この文章をそのまま実績にせず、自分で決めた条件から制作し、実際に直した箇所を記録してください。提出前に自分で読み直し、担当した作業とAIに任せた作業を区別して書きます。
実案件の内容を勝手に載せない
依頼を受けた後は、公開許可のない成果物や機密情報をポートフォリオへ転載しないようにします。公開可否は依頼条件を確認してください。
見せる場所はシンプルでいい
最初は自分のブログ、PDF、公開可能なドキュメントなど、相手がすぐ見られる形式で十分です。まず1作品について、完成品・制作条件・担当範囲・確認記録が一緒に読める形にします。応募先に作品数の指定があれば、その条件に合わせます。
次にやること
文章から作る場合はChatGPTでブログ記事の下書きを作る手順を使い、完成後に『目的・AI利用範囲・修正・確認』の4項目を追加してみてください。
見本が完成したら、まずAIライティング案件の探し方で応募候補を絞り、その後応募文と納品前チェックへ進み、対応範囲と確認事項を整理しましょう。


